1月21日(土)、連続講座「古代の朝鮮と日本」Season2、第7回 「高句麗壁画古墳と古代日本」を開催いたしました。
講師をつとめた朝鮮大学校文学歴史学部・河創国教授は、高句麗壁画からみられる当時の庶民生活や王族文化、高句麗人の観念や価値観について詳しく解説しました。
 
 
 
 
キトラ古墳と高句麗壁画との関連性については、「同じころに描かれた本格的な壁画古墳だが、キトラ古墳と高松塚古墳の青龍は首に帯があり、三本爪で表現された点が高句麗壁画の青龍と同じだ。金箔を使った星宿図の表現方法も共通している」と答え、朝鮮半島と日本の文化的なつながりについても述べてくれました。講演会には一般市民や学生ら154名が参加しました。
連続講座は今回をもって終了となります。7回にわたる本講座に延べ1200人が参加してくださいました。本当にありがとうございます。
 今年は朝鮮大学校が小平に移転して64年になります。本校はこれからも古代朝鮮から渡来した人々が、豊かな文化の足跡を残してくれたここ武蔵野の地にしっかり根を張り、地域住民をはじめとする日本の方々と、歴史や文化を通じた交流を深めてまいりたいと思っております。
 
今年5月には「古代の日本と渡来人」をテーマに講演会を開く予定でおります。ご期待ください。