5月13日(土)、歴史講座「日本列島の渡来人と渡来文化-環日本海文化圏のなかの京都-」が、井上満郎先生(京都産業大学名誉教授)を講師にお招きして行なわれました。一般市民や学生ら163名が参加しました。

 
 
 講演では、海上の道を介して行われた朝鮮半島と京都の人々の交流について、様々な文献資料にもとづいた詳しい解説がありました。たとえば「日本の女性民俗学研究者・瀬川清子(1984年没)による『海女記』には、朝鮮人と日本人の友好的関係がうかがえる記述がある。日清戦争前に『朝鮮の竹島という離れ島へ渡(ママ)』った瀬川は9カ月間をそこで過ごした。手記にはその間、現地の朝鮮人と食事を分け合ったり朝鮮の言葉を覚えたりした体験が記されている。国家間の関わりとは別に、民間ではかくも交流が深かった」、また「高句麗時代においては、日本海(東海)に近く面した西日本一帯は日本人と渡来人とが緊密に交流する地域であった。日本海(東海)は領海ではなく人を繋なぐ回廊であった」と話しました。
 
 
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