本書は、朝鮮大学校創立65周年・朝鮮問題研究センター設立10周年を記念して、昨年11月に開催された国際シンポジウムの記録です。
シンポジウムでは、ハノイ朝米首脳会談以後の朝鮮の内在論理の変化や米中「新冷戦」が朝鮮半島情勢に及ぼす影響、今後の朝日関係など、幅広い議論が行われました。
年末の朝鮮労働党中央委員会を経て、年明けから朝鮮はミサイル試射を立て続けに行っています。また、1月19日の党政治局会議では、「米国の敵視政策と軍事的脅威が看過できない危険水域に至った」として、これまで対米交渉を考慮し「わが方が、先決的に、主導的にとってきた信頼構築措置を全面的に再考し、暫定中止してきたすべての活動を再稼働させる問題」について議論しています。
激動の予想される朝鮮半島情勢の展望を読み解くうえで、本記録集が一助となれば幸いです。
目次
■あいさつ(韓東成 朝鮮大学校学長)
■報告
 朝鮮労働党8回大会後、朝鮮の内外政策(李柄輝 朝鮮大学校教授)
 バイデン政権の朝鮮半島政策(廉文成 朝鮮大学校准教授)
 「中国人民はトランプに感謝する」-中国の朝鮮半島政策の展望(朱建栄 東洋学園大学教授)
 韓米首脳会談と文在寅政権の対北政策(李泳采 恵泉女学園大学教授)
■討論と質疑応答
■関連資料
朝鮮大学校朝鮮問題研究センター発行
発行日2022年1月25日、A5判 91頁
頒価800円(送料別途)
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*お問い合わせ:朝鮮問題研究センターまで。℡042-346-0414(直通)、℡042-341-1331(大学代表)
 
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