2月13日(火)、朝鮮文化研究室・歴史研究会を開催しました。「日本の古代豪族・蘇我氏の出自について」というタイトルで河創国教授(文学歴史学部・学部長)が報告しました。
 
 
蘇我氏の先祖に関する研究は資料の不足と『古事記』(712年)、『日本書紀』(720年)をはじめ8世紀初めの日本側資料の天皇中心的で対朝鮮蔑視的な記述、蘇我氏末裔による家系図の脚色によって課題が多いと言われています。報告では、蘇我氏の出自に関する史料と既存の研究成果を批判的に検討したうえで、蘇我氏の先祖が百済の木満致であると結論づけました。研究会には7名が参加しました。